プラセンタといえば美容効果というイメージじゃないでしょうか?
たしかに、多くの人が美容目的で利用していて、肌のハリ・艶など若々しさを保つために飲んでいる人が多いです。
でも、プラセンタには美容以外にもさまざまな作用を持っていて、そのうちの一つでもあるのが「自律神経失調症の改善効果」なんです。
プラセンタには乱れた自律神経を整える効果があり、自律神経失調症の改善や発症予防作用があると言われています。
このページでは、自律神経失調症とはどういうものか?から、プラセンタの効能である「自律神経失調症の改善効果」について解説していきます。
自律神経とは
自律神経とは循環器、消化器、呼吸器などの人間が生きるために必要な体の活動を適切に調整し、24時間働きつづける神経のことをいいます。
自律神経には2種類の神経が存在します。
- 交感神経
- 副交感神経
交感神経
交感神経は「精神を緊張させる神経」です。
運動、仕事、家事など体を活動させているときや、緊張しているとき、不安や恐怖などのストレスを感じているときに働きます。血管を収縮させることで血圧を上げたり、消化器や汗腺、心臓の働きを促進させてくれます。
胃腸の働きの抑制や瞳孔を散大させるなどの身体活動に働く神経で「昼の神経」とも言われています。
副交感神経
副交感神経は「精神をリラックスさせてくれる神経」です。
夜寝ているときや、食事中、リラックスして安静にしているときに働くことから「夜の神経」とも言われています。
副交感神経が働くことで血管が広がり、心拍のリズムが落ち着きリラックス状態にしてくれます。また、緊張で固まっていた筋肉も緩める効果もあり、胃や腸などの消化器官も活発化させる作用があります。

自律神経失調症とは?
精神を緊張させる「交感神経」と精神をリラックスさせる「副交感神経」は真逆の働きをしています。この2つの神経がバランスを保ちながら働くことで私達は健康な体で生活を送ることができています。
交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまった状態を「自律神経失調症」といいます。
自律神経失調症を発症すると、心と体に不調が出ます。
- 不安や緊張、あせり、イライラなどの心のトラブル
- 多汗や頭痛、肩こり、手足のしびれ、慢性的な疲労、動悸、不整脈など体のトラブル
自律神経失調症という診断を受けていなくても、自律神経が乱れ始めると精神コントロールできなくなり、不眠やめまいなどの体調不良で日常生活にも影響が出はじめます。
自律神経失調症の発症の原因
自律神経失調症の症状は人それぞれあるように、発症する原因も様々です。
自律神経のバランスの乱れは原因が1つということでなく、複数の原因が関係し合っていると考えられています。
- 不規則な生活
- 過度なストレス
- 女性ホルモンバランスの乱れ
不規則な生活
不規則な生活を送り続けることも自律神経のバランスが崩れると言われています。例えば夜更かしや、夜型人間、夜勤勤務で昼夜が逆転した生活習慣などがそうです。
本来の人間の生活リズムを無視したライフスタイルが自律神経失調症の発症を引き起こす場合があります。
というのも、自律神経は昼間には交感神経が活発に働き、睡眠に入る夜には副交感神経が活発に働きます。このサイクルが通常のリズムなのです。しかし、夜更かしや昼夜逆転の生活を続けると常に交感神経が活動的な状態となってしまいます。交感神経から副交感神経への転換が適切にできなくなることで自律神経のバランスが崩れてしまうのです。
不規則な生活習慣は社会環境や個人の生活の送り方によって異なります。ですが、できるだけ朝起きて夜はしっかり眠るといった規則正しい生活を送ることで自律神経のバランスを正常に保つことができます。
過度なストレス
過剰なストレスを受ける、または継続的にストレスを感じ続けることも自律神経失調症の原因となります。
ストレスは6種類に分類することができます。
- 精神的ストレス:将来に対する不安、失恋、失敗、挫折、プレッシャー、家族の病気や死など
- 人間関係のストレス:上司、同僚、近所づきあい、身内などの人とのつきあいの中で起こるトラブル
- 社会的ストレス:仕事の残業、夜勤、転職、降格、昇格、学校の入学、卒業、転校、退学など
- 環境的ストレス:自然災害、騒音、空気汚染、花粉など
- 肉体的ストレス:けが、過労、病気、睡眠不足など
- 物理的ストレス:気圧、気温など
私達が日頃生活する中で感じるストレスが自律神経のバランスを崩してしまうし、中には自覚がなく無意識のうちに無理をしてしまい、ストレスを貯めこんでしまい自律神経失調症を発症する人もいます。
女性ホルモンバランスの乱れ
女性の自律神経失調症の原因として一番多いのが「女性ホルモンのバランスの乱れ」です。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという2種類があり、この2つがバランスを保つことで、日々健康に気分も落ち着いて生活できます。
ですが、この2つのバランスは「月経、排卵、妊娠、出産、更年期」などのタイミングで乱れやすくなります。ホルモンバランスが乱れると気分が交感神経と副交感神経の働きが乱れやすくなり、自律神経失調症を引き起こします。
自律神経失調症の発症者に女性が多いのも、女性ホルモンが関係してるからなんです。
プラセンタの自律神経失調症の改善作用
プラセンタにはアミノ酸、たんぱく質、ミネラル、ビタミン、酵素、核酸、成長因子などの様々な栄養素が含まれています。これらの成分が体内で働くことによって、自律神経失調症を改善する薬理効果が認められています。
- 自律神経調節作用
- 抗ストレス作用
- ホルモンバランス正常化作用
自律神経調節作用
プラセンタには、乱れてしまった自律神経のバランスを正常化させて精神を安定させる効果があります。
私達は交感神経と副交感神経の2つの自律神経のバランスが適切に保たれることで、健康な心と体で日々を過ごすことができるのですが、ここまで説明した様々な要因で、2つの自律神経のバランスが崩れやすくなります。
プラセンタにはこの自律神経バランスを整え、心と体の不調を改善させる作用があります。
すでに崩れてしまった自律神経のバランスを正常に戻す効果と、再び自律神経が乱れないように予防してくれる効果があります。
抗ストレス作用
プラセンタには抗ストレス作用があります。
日常生活には様々なストレスが潜んでいます。精神的なストレスや、人間関係のストレス、社会的、環境的など人によって様々です。過剰なストレスを感じ続けることは自律神経失調症を発症する原因となります。
しかし、そういったストレス環境からどうしても逃れられない場合もあり、そういった人のために、プラセンタのストレスを緩和させる作用が活躍します。
プラセンタの抗ストレス作用はとても注目されていて、実際に多くのクリニックが美容目的だけでなく、自律神経失調症を改善するためにプラセンタ療法を取り入れています。
ホルモンバランス正常化作用
プラセンタには自律神経失調症の原因といわれている女性ホルモンバランスの乱れを整える効果があります。
ここまでの説明にもあったとおり、女性ホルモンには2種類あります。
- エストロゲン(卵胞ホルモン):卵巣から出るホルモン
- プロゲステロン(黄体ホルモン):排卵後黄体から出るホルモン
どちらも女性の体には無くてはならない大切な働きをするホルモンですが、2つのホルモンは月経や排卵、妊娠、出産、更年期などのタイミングで乱れやすく、自律神経のバランスを崩す原因となります。
プラセンタには、女性ホルモンバランスの乱れを正常化する作用もあり、女性ホルモンバランスの乱れによっておこる、感情のゆらぎや体調不良を改善してくれる効果があります。
自律神経失調症の改善とプラセンタのまとめ
プラセンタの自律神経失調症への改善機能は臨床データで証明されており、保険を適用してプラセンタ注射など多くのクリニックで自律神経失調症治療を行うことができます。
プラセンタ注射と比べるとプラセンタサプリの速効性は弱いですが、
- 副作用がない
- 自分でも安い費用で飲める
- 日々の美容効果も期待できる
として人気があります。
最近では男性のプラセンタ服用者も増えています。プラセンタには自律神経のバランスを整える効果だけでなく、育毛効果もあるため手軽に飲めるプラセンタサプリメントが選ばれています。
プラセンタサプリは飲んですぐに効果が発揮されるわけではありません。毎日ちゃんと飲み続けることで体質を改善する目的です。自分で手軽に始められるので、日々なんとなく調子が上がらないという人に試してほしいですね!

なんとなく疲れやすい・元気がでない・日々活力を持って過ごすために体のメンテナンスをしたいというのであれば、まずはプラセンタサプリを続けることをおすすめしますよ。肌のハリや艶だけじゃなくて、心も体も元気に楽しく日々を過ごせるようになるし、5年後10年後の若さに大きな差となって現れてきますよ!
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