【ゴルフのコック】手首のコックのやり方とタイミング

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手首のコック。

ゴルフ雑誌やレッスン本でよく見かけるキーワードです。

でも「コック」ってあまり耳慣れない言葉ですよね。
しかも

  • コックがどういうものなのか?
  • いつどのタイミングでやるのか?
  • それが何の目的でやるのか?

イマイチよくわからなくないですか?

私もゴルフをはじめてしばらくしても「コック」はどのようにしたらいいのか?全然わかりませんでした。何となく「手首を曲げるんだな。で、手首のコックは重要なんだな。」くらいにしか思っていませんでした。

このページでは、ゴルフにおけるコックとはどういうものか?コックの目的とやり方について詳しくご紹介します。

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コックがよくわからなくなる理由

なぜイマイチ理解できなかったか?

それはゴルフ雑誌やレッスン書で解説するプロゴルファーやレッスンコーチの言うことが、人によってバラバラだったからです。

コックの解説が人によってバラバラ

目的は

  • 飛距離アップのため
  • 上から打ち込むショットため
  • スイングプレーンを安定させるため

などと言われるし、
コックのタイミングも

  • 動き出してすぐに行う(アーリーコックがいい)
  • 大きくゆっくりバックスイングするためにコックはトップで行う
  • 意識しなくても力を抜いてスイングすれば自然とコックする

といった様々な意見が見られます。

クラブを両手で握ってコックするのですから、両手の手首が曲がるわけですが、その時も「左手を意識する」「右手を意識する」「いや両手だ」などなど・・・本当に様々な解説があり、何が正解か全くわからず混乱していました。

■手首のコックの様々な意見

目的 ・飛距離アップのため
・上から打ち込むショットのため
・スイングプレーンを安定させるため
タイミング ・アーリーコック(動き出してすぐコック)
・レイトコック(トップでコック)
・意識しなくても自然とコック
意識する手 ・右手
・左手
・両手

お手本を決めてブレずに信じることが大事

以前の記事で「お手本にするコーチやゴルファーを決めることが重要」と説明しましたが、ゴルフはプロゴルファーでもツアープロコーチでも、理論や考え方が人によって様々です。つまり、万人に対する正解がないのです。

ですので、コックのように様々な意見があるときは、自分の目的・感覚と合いそうな解説を師事して、その目的のために練習すればよいのです。

この「目的を持って練習する」という部分が非常に重要です。目的がぶれないように「コレ」と決めたらその目的に向かって練習しましょう。

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手首のコックの目的とやり方

さて、ここからが結論です。

私が一番納得したコックの目的とタイミングは

目的:スイングプレーン安定のため
タイミング:アーリーコック(動き出してすぐにコック)
意識:右手を意識

です。

コックの目的

コックの目的については、レッスンプロの「谷将貴さん」が自身のレッスンDVDで「スイングプレーン安定のため」と解説されていました。

なぜ手首のコックを入れることでスイングプレーンが安定するのでしょうか?

アマチュアゴルファーのスイングプレーンの乱れは「バックスイングで右脇が開くこと」と谷将貴さんは解説されています。上半身は回っているのですが、右脇が開いて肘が外側に逃げるため、スイングプレーンも安定せず力が逃げてしまうのです。

動き出しからバックスイングにかけてすぐにコックを入れることにより、自然に右脇が閉まりスイングプレーンが安定します。

実際に試してみてほしいのですが、動き出しですぐにコックを入れると、確かに意識しなくても勝手に右脇閉まって、トップまで綺麗なスイング軌道を描くのがわかると思います。

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私を含め右利きの方はだいたいそうなのですが、バックスイングからトップ、切り返しにかけて右手に力が入り右脇が開く傾向があります。

そのため私は「右脇を閉めてスイングプレーンを安定させる」という目的を持ってコックを練習しました。

もちろん「飛距離アップ」や「上から打ち込むショット」のためにもコックは必要なのですが、それは「右脇を閉めてスイングプレーンを安定させる」という目的のためのコックの副産物であると思っています。

コックのやり方とタイミング

私はコックを入れるために「右手」を意識しています。左手は全く意識しません。

これは個人の目的と感覚によってどちらを意識してもいいと思っていますが「右脇を閉める」という目的から、自然と右手を意識するようになりました。

コックのやり方は「右手を横方向、親指側を腕の方向に曲げる」です。

言葉で説明すると非常に説明しにくいので以下の写真を見てください。

コックの写真
コックの方向

上記のような写真の方向に右手を曲げてやります。

このとき間違いやすいのが「腕も一緒にコックの方向に上げてしまうこと」です。腕は体と一緒に動いていくので、右方向(3時の方向)に動いていくイメージです。コックの方向とは異なります。

コックと腕の方向

曲げるタイミングとしては、動きはじめからバックスイングで右手が肩と同じくらいの高さにくるまでの間で曲げてやります。

右脇を閉めるという目的なので比較的早めのタイミング、いわゆる「アーリーコック」になります。

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コックのやり方とタイミングのまとめ

ここまで、コックの目的・やり方・タイミングのとり方などをご紹介しました。

「右脇を閉めてスイングプレーンを安定させるためのコック」って面白い発想じゃないでしょうか。

でも実際に、動き出しからコックを入れることで右脇が自然と閉まってスイングプレーンは安定します。

慣れるまでは少しぎこちなく感じるかもしれませんが、何回も練習することで自然にコックが入り、自然にスイングプレーンが安定してナイスショットが増えるようになりますよ!

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