退職時に会社から必ずもらっておくべき書類一覧

退職時にもらう書類

自己都合でも会社都合でも、ちゃんとした会社を退職した場合、会社からいくつかの書類が渡されます。

会社を退職したあとは

  • すぐに転職する人
  • しばらくゆっくり休む人
  • 自営業で自分で仕事を始める人

に分かれると思いますが、辞める会社からもらう書類は一緒です。

ただ、ハローワークに登録して「失業手当」をもらおうとする場合は、退職時にもらう書類が必要となるので、しっかり漏れなく受け取っておくようにしましょう。

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辞める会社からもらう書類

退職時に辞める会社からもらう書類は、転職先に提出する書類もあれば、ハローワークに登録するときに必要となる書類もあります。

後から必要になって、また辞めた会社に取りに行くのは厄介ですから、もれなくしっかり受け取っておきましょう。

辞める会社から必ずもらっておくべき書類は以下の8種類です。

  1. 自分の国民年金手帳
  2. 社会保険離脱証明書
  3. 雇用保険被保険者証
  4. 雇用保険被保険者離職票-1
  5. 雇用保険被保険者離職票-2
  6. (辞める年の)給与所得の源泉徴収票
  7. (退職金の)退職所得の源泉徴収票
  8. 退職所得の受給に関する申告書

ここで重要なのは1~5の書類です。

順を追って説明します。

1.自分の国民年金手帳

会社員として働いている間は、会社が加入している健康保険や厚生年金保険に入っています。そのため自分の国民年金手帳は会社に預けているはずです。

国民年金手帳は、次の就職が決まっていれば次の会社に渡すものです。

また、すぐに就職しないでしばらく間を空ける場合は、国民年金に加入する必要があり、国民年金加入時に必要になります。

2.社会保険離脱証明書

辞める会社で加入していた社会保険から離脱することを証明する書類です。

会社を辞めて国民年金・国民健康保険に加入する場合に必要な書類になります。

3~5.雇用保険被保険者証と離職票1、2

雇用保険被保険者証というのは「自分が雇用保険(失業手当)を受ける資格があることを証明するための書類」です。

細い長方形の紙ペラ一枚なので、存在を忘れがちですが大事な書類です。

会社員として働いている時は、自分が手取りで受け取る前の基本給から様々な税金を払っています。

所得税、市民税、厚生年金などを納めていますが、雇用保険の保険料も天引きされる中から支払っています。つまり、会社員として働いて税金を納めていれば誰でも雇用保険(失業手当)を受け取る資格があるということです。

離職票1と2は自分が辞めた会社で何年間働いていて、いくらくらい給与を支給されていたかなどを証明するための書類です。

  • 雇用保険被保険者証
  • 離職票1
  • 離職票2

上記は、退職後ハローワークに提出するものです。

すぐに次の会社に転職するときはあまり関係ありませんが、ハローワークを通じて転職活動をしたり失業保険をもらうためには必ず必要な書類になるので、辞める会社から漏れなくもらっておくようにしましょう。

6~8.源泉徴収票と退職所得の受給に関する申告書

源泉徴収票と退職所得の受給に関する申告書は、年末の確定申告の際に利用します。

次の会社にすぐに就職する場合は転職先の会社に提出するものだし、就職しないで年末を迎えるときは自分で確定申告する際に必要になります。

これも必ずもらえる書類なので、漏れなくもらうようにしましょう。

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離職票の退職理由には要注意!

以上が退職時に会社からもらう書類となります。

ちゃんとした会社ならこちらから何も言わなくても用意しているはずですが、小さい会社だったりブラック企業の場合は書類を揃えてもらえない可能性もあります。

次の転職や失業保険をもらうために必要な書類なのでどれも重要なのですが、一番気をつける点は離職票の退職理由です。

会社都合で辞めされられたのに「自己都合」となっている場合は、ハッキリと会社に異議申立てをしましょう。

会社都合なのか自己都合なのかで、失業手当がもらえる期間と給付開始日が異なります。

当然のことながら、会社都合の方が失業手当がもらえる期間は長いし、給付開始日もハローワークで求職願いを申し込んでから7日後となります。

苦しんだ会社の場合、これ以上揉めたりゴタゴタしたくないとは思いますが、退職後の自分のことを考えたら重要な事です。

最後のひと踏ん張り、頑張りましょう!

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退職してからの流れ

退職してからの流れ

会社を退職してからの手続きは、人によって大きく2つに分かれます。

  1. すぐに別の会社に就職する場合
  2. しばらく無職のままでいる場合

スムーズに働きたいのであればすぐに別の会社に就職することが望ましいですが、僕の経験上、いい会社がなければすぐに焦って就職する必要もないと考えています。

会社を辞める時は何らかの理由があって辞めるものです。

さらなるキャリアアップを目指して会社を辞める人もいるでしょう。

でも、自分の思いとは逆に辞めざるを得ない人、辞めないと心の病がひどくなってしまう人も沢山います。特に入社して間もない新人や入社2年目の社員が辞める時は、何らかの辛い出来事があるからです。

そんなときは、会社を辞めてから少し休むのも手段の一つです。

「次の就職まで間が空いてしまうと転職しにくくなる」と言われていますが、決してそんなことはありません。

ちゃんとした明確な理由があれば、転職先の会社も理解してくれます。

ハローワークに登録して失業手当を貰いながら、ゆっくりと自分の転職先を探すのは、今後間違いのない就職をするためにも大事なことだと思います。

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退職代行という手段もある

最後に、

・今すぐに辞めたい
・必要書類などの受け取りも面倒
・退職の作業はやりたくない

という人には「退職代行の会社に依頼する」といった方法があります。

退職代行

退職代行の会社は、以下のようなわずらわしい作業をすべて引き受けて対応してくれます。

  • 退職の意志を会社に伝える
  • 退職にかかる事務作業、書類などの提出
  • 退職にかかる会社との会話(折衝)
  • 私物の引き上げ、会社の物の返却
  • 離職票など必要書類の受け取り

極端な話し「今日まで普通に働いていたけど、明日からもう行きたくない、辞めたい、辞めると会社に伝えるのも、退職作業もすべて任せたい」という場合でも対応してくれます。

もちろん、できれば事前に退職の意志を伝えておく方がいいのですが、そのようなわずらわしいことが苦手な人もいるし、精神的に無理な場合もあります。そういったときに、退職代行はあなたの強い味方になるでしょう。

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