GIOS(ジオス)といえばジオスブルーです。
ジオスの代名詞ともいえるカラーで、鮮やかな突き抜けるようなブルーが特徴です。
以前、同じジオスのクロスバイクである「ジオス アンピーオ」について特徴と乗り心地をご紹介しました。
参考 GIOS AMPIO(ジオス アンピーオ)はカッコいい!特徴と試乗した感想をご紹介
アンピーオもジオスを代表するクロスバイクで、クロモリフレームの美しいフォルムと細身のフレームに映えるジオスブルーがなんとも魅力的な一台です。
ジオスミストラルは、そのアンピーオよりも更に安いクロスバイクで、価格帯的には最安値の部類に入ります。
そんな導入車的な位置づけのミストラルですが、実際にはどんな感じなのでしょうか?
このページでは、ジオスミストラルの特徴と乗り心地をくわしくご紹介します。
GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)の特徴
- 価格:47,500円(税抜き)
- コンポ:SHIMANO ALTUS Mix
- ギアの枚数:3✕8
- タイヤの幅:28c
ジオスミストラルは「ジオスの特徴を活かしたエントリーバイク」といった印象です。
ジオスブルーは健在!
ミストラルのフレームはアルミフレームを使用しています。
ジオスといえば、アンピーオのような「細身のクロモリフレーム」が有名ですが、ミストラルはアルミ。そのためシャープな細さという印象はありません。
ですが、ジオスを代表する「鮮やかなジオスブルー」は健在!
ジオス伝統のヘッドバッチがフレームに配置されるなど、細部に渡ってこだわりも見られます。
持ったときの軽さも十分
太めのアルミフレームということで車体の重さも気になりますが、持ったときに「重い」といった印象はありません。
むしろ、エントリークラスのクロスバイクの中では軽い方でしょう。
エントリークラスの自転車は「形だけクロスバイク」という商品も多いですが、ジオスミストラルは「スポーツバイク」のこだわりがしっかり注ぎ込まれている印象があります。
ジオスの名に恥じない作りにしているのでしょうね。
ジオスミストラルの乗り心地
実際に乗ってみた感想(乗り心地)をご紹介します。
エントリークラスには無いバランスの良さ!
驚くのは「自転車全体でみたときのバランスの良さ」です。
一つ一つのパーツを見れば、そこは5万円を切る価格帯の自転車。決して質の良い高いパーツが使われているわけではありません。
ですが、パーツの構成とパーツの能力を発揮するフレームとのバランスが絶妙で、乗っていて違和感があったり、安い価格帯の自転車にありがちな乗りにくさが全くありません。
街乗りでのゆっくりとした走り、スピードを上げたときの安定感とプレーキングもこのレベルなら必要十分の能力です。
制動力はエントリーレベルだけど心地よい反応
トップスピードからの急ブレーキなど、ストレスのある走りの中では制動力に不安定さが出ます。
それはこの価格帯のエントリーレベルでは仕方のないことです。
安いクロスバイクにそのようなストレスを求めることもないし、導入車としてはむしろ必要のないものでしょう。
※ブレーキが効かないという意味ではありませんよ
ただ、普通に乗っているときのハンドリングは良く、コーナーで曲がった時に極端に内に切れ込んだり、大きく膨らんだりすることもありません。「こう曲がりたい」という想いに素直に反応してくれるので心地よい乗り心地です。
この価格帯にしてジオスブルーを満喫できるのであれば、それだけで乗る価値のある自転車だと私は思いますし、完成度と安定感の高さは群を抜いて最高級の一台だと思います。
ミストラルはどんな人に向いているか?
大人の男性が乗るのも問題なさそうですが、小さいサイズもあるので、小柄な女性や中学生、高校生が乗っても楽しめる一台だと思います。
クセがなくすんなりと乗れる自転車ですし、なによりこの価格なら購入しやすいのではないかと思います。
もちろん走行性能だけをとれば、ジオス ミストラルよりも性能が高いクロスバイクは沢山ありますし、お金をかければもっと質の良い自転車だって乗ることもできます。
ですが、ターゲットを「誰でも楽しめるスポーツバイクの導入車」としたときに、ミストラルを上回るクロスバイクはなかなか無いんじゃないでしょうかね。
ビアンキのチェレステカラーやジオスブルーなど、鮮やかな色が好みの私のひいき目を除いても、文句ない乗車感だと思います。
アンピーオもそうでしたが、ジオスのクロスバイクは、クロスバイクのセカンドバイクとして1台欲しくなる魅力がありますね。