ラウンドスタートは調子が良くて前半40台だったのに、後半に崩れて結局100切りできず・・・
こういったケースは多くないですか?
僕もスコア100を行ったり来たりしていた頃は、後半に崩れて100オーバーということが多かったです。
100以上叩いてしまうゴルフと80~90で安定したゴルフの違い。
それは、ゴルフ後半で起こる致命的なミスショットの数です。
スコア100切りを目指すためには、ラウンド後半で起こる大きなミスショットをいかに減らすかが鍵となります。
ゴルフ後半に発生するミスショットの種類
ラウンド後半で増えるミスショットは主に以下の3つです。
- チョロ
- ダフリ
- シャンク
スライス・フック・トップのミスショットならまだマシなんです。ボールが前に進んでいきますからね。
チョロ・ダフリ・シャンクはボールがほとんど前に進みません。シャンクがひどければOBや打ち直し。ボールが進まず打数だけ重ねてしまうのでスコアを大きく崩してしまうんです。
これらのミスショットはスライス・フック・トップとは違い、スコアを大きく崩す原因となってしまいます。ボールがほとんど前に進まないからですね。
でも、練習場(打ちっぱなし)では、チョロ・ダフリ・シャンクなんてほとんど出ませんよね?なんで本番になるとそういった致命的なミスが多くなるのでしょうか?
ゴルフ後半に発生するミスショットの原因
練習場だとダフっても人工芝が滑ってくれるからミスがわかりにくいというのもあります。
ですが、実はこの種類の違う3つのミスショットは、発生する原因はほぼひとつの要因に集約されるんです。
その要因は「右足体重スイング」です。
本番ラウンド後半に発生するチョロ・ダフリ・シャンクは、ほとんどが右足体重のままのスイングが要因となっています。
本番だと体重移動ができなくなっている
練習場では何気なくできている体重移動も、本番ラウンドのフェアウェイの上では難しくなります。芝の状態やロケーションが練習場とは全然違うし、本番の緊張感もあるからです。
本番ラウンドでは普通にしてても右足体重のスイングになりやすくなります。
そして、ラウンド後半になって体が疲れてくると右足体重がより顕著になります。これがゴルフ後半になって起こるミスショットの本当の原因です。
- スイング軌道の最下点の後にボールがあるのでチョロになる
- スイング軌道の最下点を迎える前に腕が伸びてダフリになる
- ムリに体重移動を意識して体だけ開いてしまいシャンクになる
一度右足体重スイングになってしまうと本番ラウンドで修正するのはかなり厳しいです。特に体が疲れた後半はバランスも悪くなるので、ムリに体重移動だけを意識すると、上記のようなミスショットをさらに誘発してしまいます。
ゴルフ後半に発生するミスショットの対策
本来ならスイング自体を徐々に改善していくのが望ましいですが、そうは言ってもせっくの本番ラウンド。できるだけミスショット少なく気持ちよくプレーしたいものです。
ここからはラウンド中に頻発するミスショットの緊急対策をご紹介します。
ミスショットの緊急対策
ゴルフ後半に発生するミスショットの緊急対策は、
「できるだけ体重移動を必要としないスイングにすること」
です。
- ボールをいつもより1個か2個分内側(右側)に置く
- 体重は始めからやや左側に乗せておく
- できるだけ上半身だけでスイングする
上記の手順でスイングすることで、チョロ・ダフリ・シャンクといったミスショットはなくなります。
体重移動がないことで、番手通りの力強いショットは出なくなりますが、とりあえず真っ直ぐ飛ぶようにはなるので、チョロ・ダフリ・シャンクよりは全然マシです。
ラウンド中の微調整はプロゴルファーもやること
プロゴルファーもラウンド後のインタビューなどで
「悪いなりにまとめるゴルフができた」
「切り替えることができた」
と言っています。
アマチュアゴルファーほどの大胆な緊急対策ではありませんが、プロでもその日の体の動きに合わせてスイングを微調整しながらラウンドしています。
ミスショットが出てくると、アレやコレや考え出して練習場でもしなかったようなスイングを始める人がよくいます。ですが、練習でやってなかったことをやることこそミスショット連発のスパイラルに陥る原因です。
ラウンド後半で体が疲れてきて、チョロ・ダフリ・シャンクといったミスショットが増えてきたら、ぜひ上記の対策で乗り切ってください。できれば上記で説明した緊急対策のスイングを練習場で少しやっておくのもいいですね。
根本的なスイングの改善は、ラウンドが終わった後の練習場でやるようにしてください。