ゴルフのワッグルとは?ワッグルの正しいやり方と目的

ゴルフにおけるワッグルとは、アドレスで構えてからスイングを始める前に、クラブを上下左右に細かく振ってタイミングをとる動作のことです。

練習場やゴルフ場で他のアマチュアゴルファーを見ていると、だいたいの人が自分のやりやすいワッグルをしていますね。ビターーーーっと止まっていきなり動き出す人はあまり見かけません。

ただアベレージゴルファーの中には、ワッグルによってスイングリズムが速くなってしまっているゴルファーもよく見かけます。

ワッグルはした方がいいのでしょうか?しない方がいいのでしょうか?

今回は正しいワッグルの仕方と、ワッグルの注意点・メリットなどをご紹介します。

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ワッグルのやり方

ワッグルに明確な方法(やり方)はありませんが、基本的には

  • アドレスで構える
  • 手首でクラブを左右、もしくは縦に2,3回振る
  • そのリズムのままスイングする

といった流れです。

本ページの後半「ワッグルのメリット」の章で詳しく説明しますが、アドレスで構えて手を左右にワッグルしながら、軽くその場で足踏み(足を上げずに踏み踏み)することで、体のバランスが良くなり、自然と重心が適正の位置に補正されます。
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ワッグルの注意点

アマチュアゴルファーがワッグルするときに陥りやすい注意点があります。

  1. ワッグルの時間が長い
  2. ワッグルが速くスイングリズムも速くなってしまっている

ワッグルの時間が長い

ゴルフ場の本番ラウンドでよく見かける光景ですが、アドレスで構えてから、なが~~~~い時間ワッグルしてなかなか打たないゴルファーいますよね。

前後左右に何度も何度もクラブを振っていて「拝んでるのかよ!」と突っ込みを入れたくなるときもあります(笑)

本人的には「なかなか打たない」のではなく「なかなか打てない」のだと思います。ワッグル中にいろいろ考えてしまい、打つまでに時間がかかってしまうのです。

そうやって頭で考えだした時点でナイスショットは打てなくなってしまっています。

本番ラウンドでは、アドレスで構えてからはできるだけ頭では考えずに、リズムを大事にすることだけを考えてスイングすることが重要です。そのためには、打ちっ放しの練習でもワッグルを取り入れて、本番ラウンドでも練習場でのワッグル回数と時間を守るようにすることが大切です。

ワッグルが速くスイングリズムも速くなってしまっている

ワッグルがちょこちょこ速く、そのままの速さで「1、3!」くらいのタイミングでスイングしているアマチュアゴルファーが結構います。

そうですね、ワッグルからスイングまで音を言葉で表現すると「ブンブンブンブン!ブーン!」って感じでしょうか。(わかりにくいですね・・・(^_^;)

ワッグルのスピードに合わせてスイングも速くなってしまっては、リズムも何もありません。

私もスイングの前に2,3回ワッグルを入れるのですが、そのときはスピードが速くならないように、あえて遅めにワッグルしています。

音を言葉で表現すると「ブ~ン、ブ~ン、ブ~ン、ブ~~~~~ン!」といった感じでしょうか。(さらにわかりにくくてすいません・・・(-_-;)

ワッグルで注意することは「長くなり過ぎずリズムが速くならないように」です。

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ワッグルのメリット

ワッグルのメリットは以下の2つです。

  1. スイングリズムをつかみやすくする
  2. 体の重心(バランス)を適正にする

スイングのリズムをつかみやすくする

これまで何度も言ってきましたが、ワッグルはスイングリズムをつかみやすくします。

人間、静止した状態からいきなり動きだすことは結構難しいことです。プロ野球などを見ていても、ほとんどバッターはボールが投げられる前はゆらゆらと揺れていたりバットを動かしてリズムをとっていますよね。

ゴルフも一緒で、ワッグルなどで軽く予備動作を入れた方がリズムがつかみやすくなります。

アメリカPGAツアーゴルファーのジェイソン・ダフナーはアドレスで構えた後のワッグル(ボールを打つ前にクラブを上下左右に振る動作)が有名です。

しばらくワッグルした後にスイングしますが、あのワッグルからスイングまでは毎回同じ動作、同じ時間ですので、あれが彼の「リズム」なのです。

ワッグルするかしないかは個人の自由ですが、肝心なのは、練習場での練習のときから自分のリズムを確立して、本番ではそのリズムを再現するだけにするということです。

体の重心(バランス)を適正にする

ワッグルのもうひとつのメリットが「体の重心(バランス)を適正にすること」です。個人的には、これもスイングのレベルアップのためにかなり重要なことだと思っています。

アマチュアゴルファーの場合、アドレスで構えた時の重心は結構不安定です。つま先側により過ぎていたり、かかと側により過ぎていたり。

ゴルフスイングにおける適正な重心は体の中心であり、体重がかかる部分は足の裏の拇指球から土踏まず付近です。

ワッグルと一緒に足を軽く足踏みすることで、体の重心が適正な位置に収まります。

これは、3年連続賞金王になった「片山晋呉プロ」が実践している方法であり、片山プロのコーチである「谷将貴ツアープロコーチ」も自身のDVDの中で説明しています。

実際、僕もこの「足踏み」の効果はかなり実感していて、スイング前にワッグルしながら軽くその場で足踏みすることで、体のバランスがかなり安定するようになりました。

何気ないワッグルの動作も、実はしっかりとした理論とメリットがあります。

ぜひ普段の練習から取り入れて、スイングリズムを一定にするルーティーンとして、体の重心を安定させる動作として活用してみてください。

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