クロスバイクやロードバイクなど、いわゆるスポーツバイク専門店でクロスバイクを購入しようとすると「TREK(トレック)」のクロスバイクを勧められることがよくあります。
最近でこそGIANTやルイガノなど、値段的に安く手に入り初心者でも乗りやすいクロスバイクが沢山出てきていますが、初心者の人に「どのブランドがお勧めですか?」と聞かれると「TREK(トレック)」と答える専門店は多いそうです。
実際に、僕がいつもお世話になっているサイクルショップの店長も「TREK(トレック)」を勧めています。
なぜ、クロスバイク初心者にトレックを勧めるのでしょうか?
サイクルショップがTREK(トレック)を勧める理由
トレックを勧めるのにはいくつか理由があります。
クロスバイクとしての実績がある
一昔前なら「クロスバイクといえばTREK(トレック)」でした。
僕が初めてクロスバイクを購入した10年以上前は、まさにクロスバイクといえばトレックの時代で、街中ですれ違うクロスバイクは、結構な割合でトレックのクロスバイクでした。
当時もクロスバイクの車種自体はいろいろありましたが、マウンテンバイクのタイヤをロードタイプにした「マウンテンバイクの延長」というイメージが強い車種が多かったです。
トレックのFXシリーズは、クロスバイクの基準をロードバイクよりに位置づけた自転車で、その走行性の高さは、ロードバイクを専門とするサイクリストに受け入れられました。
当時、ロードバイク歴30年以上の頑固オヤジ職人である店の店長が、ロードバイクのような走行性能を初心者でも味わえる一台として勧めてくれたのがTREK 7.3FXでした。
もちろん今では、各メーカーから走行性能の優れたクロスバイクが数多く販売されていますが、今現在でも走行性能を重視するスポーツバイク専門店では、トレックを勧める専門店が多いようです。
飽きのこないシンプルなデザインとカラー
トレックのFXシリーズといえば、シンプルなデザインとカラーが特徴です。
もちろん選べばいろいろなカラーリングがありますが、無骨なスタイルのブラックやシンプルな白が人気のようです。
サイクルショップでも「どのクロスバイクがお勧めですか?」と聞いてくるクロスバイク初心者には、トレックFXシリーズのブラックを勧めるそうです。
自分のこだわりのデザインやカラーがある人ならそれに合うクロスバイクを勧めるのですが、デザインやカラーにこだわりのない人にはシンプルが一番良いとのことです。
というのも、あまりこだわりのない人に奇抜なデザインやカラーのクロスバイクを勧めると、購入するときは気に入って購入してくれるのですが、しばらくすると飽きてしまい乗らなくなってしまう人が結構いるそうなのです。
その点、TREKのFXシリーズはシンプル。シンプルだからこそいつまで経っても飽きがこないデザインなのでしょう。
僕自身、TREKのFXは5年以上乗り続けましたが、その間乗った7.3FXも7.5FXもブラック。無骨なブラックでしたが、デザインやカラーなど外見などに飽きることはありませんでした。
スポーツバイクとしての走行性能も文句なし!
勧める理由として大事なのが走行性能の高さでしょうね。
早くからクロスバイクに力を入れていて、なんちゃってスポーツバイクから本格的なスポーツバイクの乗り心地を追求したトレック。それだけに走行性能の高さは今も文句なしです。
- キビキビとした走り
- スピードを出す、ブレーキをかけるといった反応のよさ(制動力の高さ)
- スポーツバイクの醍醐味である心地よい硬さ
クロスバイクでありながら、純粋に走ることへの楽しみを追求している姿が、多くの自転車乗りにとって受け入れられて人気があるんでしょうね。
TREK(トレック)乗りだった体験からの感想
最初にも言ったとおり、僕が最初に乗ったクロスバイクはトレックで、それから5年以上トレックを乗り続けていました。
5年以上乗り続けた経験上、トレックは間違いなく初心者にお勧めできるクロスバイクだと思っています。
- 飽きのこないシンプルなデザイン
- 走行性能の高さ
- 街乗りでも使える使い勝手の良さ
- エントリークラスとして買いやすい値段
街乗りとして乗りたいけど、せっかくだからスポーツバイクのこだわりも味わいたい。
スポーツバイクならではのキビキビとした硬さのある走りを実感したい。
そういった「スポーツバイクの醍醐味を味わいたい人」に特におすすめしたいクロスバイクだし、走行性能の高さは同じ価格帯の同じような車種のクロスバイクより一段上をいっているイメージです。
もちろん個人差はあるしクロスバイクに求める部分も個人個人で違うと思いますが、クロスバイクというスポーツバイクの走行性能を存分に味わって欲しいからこそ、クロスバイク専門店でもTREK(トレック)を勧めるのだと思いますよ。