街乗りはクロスバイクかマウンテンバイクか?スピードや乗り心地の違いを比較しました

クロスバイクとマウンテンバイクの比較

1980年代から90年代の街乗り自転車の代表といえばマウンテンバイクでした。

僕が子供の頃はマウンテンバイク全盛期で、周りの人たちは、こぞってマウンテンバイクに乗っていました。

このマウンテンバイクの太いブロックタイヤの代わりに、舗装路向きの細いスリックタイヤを履かせたのがクロスバイクの始まりと言われています。

その後、スリックタイヤもよりロード向けになり、ロードバイク用の700cホイールを装着させたモデルが現在のクロスバイクの主流になっています。

社会人になって自転車を購入しようと考えたときに、クロスバイクにするかマウンテンバイクにするか悩みました。

今でこそクロスバイクでロングライドやツーリングに出かけたりもしますが、当時は通勤や買い物といった街乗りメインで考えていたからです。

今回は、クロスバイクとマウンテンバイクの違い(スピード、乗り心地、構造上の違いなど)についてご説明します。

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クロスバイクとマウンテンバイクの比較

クロスバイクとマウンテンバイクを比較すると以下のような違いがあります。みなさんが思っているイメージと実際にそれほど変わりはありません。

メリット デメリット
クロスバイク ・軽い
・速い
・スピードが出しやすい
・段差の衝撃が大きい
・パンクしやすい
マウンテンバイク ・段差に強い
・パンクしない
・頑丈(耐久性)
・重い
・遅い

軽さとスピードの爽快感はクロスバイク

走るときのスピード、軽さ、走快感は圧倒的にクロスバイクです。

ちょっと漕ぎ出せばすぐにスピードに乗るし、加速の爽快感があります。また、スピードを維持するのも楽で、天気の良い日はどこへでも行きたくなる軽さが魅力です。

ロングライドだけではなく、街乗りでもスピードを出すことができるので、ちょっとした瞬間でも楽しむことができます。

まさに「軽快な走りを楽しむ自転車」がクロスバイクです。

気兼ねなく乗ることができるはマウンテンバイク

自転車の耐久性を気にすることなく気軽に乗れるのはマウンテンバイクです。

歩道と車道の段差も気にすることなく突っ込めるし、ちょっと道が悪くても砂利道っぽい感じでもガンガン走ることができます。

もちろんクロスバイクもそうそうパンクするものではありませんが、やっぱり段差や砂利道は神経を使います。

マウンテンバイクなら気にすることなく無造作に乗ることができる。気になった林道も気軽に入っていける。

「どんな道でも気にすることなくシチュエーションを楽しむことができる自転車」がマウンテンバイクです。

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クロスバイクとマウンテンバイクの気になる違い

僕がどちらを買おうか迷っていた時、クロスバイクとマウンテンバイクで気になる違いがありました。

それは以下のような構造上の違いです。

サスペンションの有無

サスペンションとは「フロントフォークについているバネのような部品」のことで、段差の衝撃や未舗装路(砂利道)などのショック吸収に効果を発揮します。

マウンテンバイクにはサスペンションがついていて、クロスバイクにサスペンションがついていないので、段差や走っているときの細かい振動も、マウンテンバイクの方が吸収してくれるはずで、乗りやすさの点でマウンテンバイクが上だと思っていました。

確かに、段差や細かい振動の吸収力はマウンテンバイクの方が上ですが、それは高いマウンテンバイクについている高いサスペンションの場合だけです。

実は、マウンテンバイクに装備されている「サスペンション」は、値段によって性能に大きく差がでます。

感覚には個人差があるので賛否両論あると思いますが、数万円で手に入るようなマウンテンバイクのサスペンションはあまり意味がありません。ハッキリ言って重くなるだけです。

それほどサスペンションの性能は値段によって差がつきます。本来のサスペンションの性能を発揮するためには高価になるのです。

最近のクロスバイクは衝撃吸収性に優れているカーボンフォークを採用している車種も多いです。またアルミフレームでも、通常の街乗りの段差くらいなら全く問題ないくらい技術の進歩は進んでいます。

未舗装路をガンガン進む目的でもない限り、街乗りレベルならクロスバイクの衝撃吸収性でも全くストレスなく走ることが可能なのです。

タイヤの耐久性はマウンテンバイク

タイヤの耐久性はマウンテンバイクの方が上です。未舗装路をガンガン走るために設計されたタイヤだし、クロスバイクのタイヤと比べれば一目瞭然ですね。

ただ、マウンテンバイクのタイヤが頑丈なだけで、クロスバイクのタイヤがパンクしやすいわけではありません。

ネットの評判や自転車雑誌を見ていると、クロスバイクのタイヤがパンクしやすいかのような表現をたまに見かけますが、すぐにパンクするわけではありません。

お勧めのフロアポンプ最低限必要なクロスバイクグッズでも書いたとおり、僕はクロスバイクに乗って10年以上になりますが、走行中にパンクになったことは2回しかありません。

10年間ほぼ毎日のってパンクは2回です。これはパンクしやすいでしょうか?

もちろん全てのクロスバイクに当てはまるわけではありませんが、クロスバイクのパンクの原因の多くは「整備不良」です。

  • 小まめに空気圧の点検をする
  • 無理に段差に突っ込まない
  • 砂利道を好んで走らない

上記のことに注意すれば、クロスバイクのタイヤでもそう簡単にパンクすることはありません。

いわゆる「リム打ち」というパンクもほとんど起こらないし、クロスバイクのタイヤの幅(28C~32C程度)なら、そこまで神経質になる必要はありません。

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自転車の選び方

最近の自転車ブームもあって、自転車は年々進化しつづけています。そのため、街乗りレベルであればそこまで明確なメリット・デメリットはありません。

あとは自分の好みに近い方を選ぶだけです。

  • スピードを出して颯爽と爽快に走りたいならクロスバイク
  • 無造作にどんな路面状況でも気兼ねなく乗りたいならマウンテンバイク

上記のような内容を基準に自転車を選ぶといいでしょう。

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