最近の日本は本当に雷が多いですね。
夏ともなれば、毎日のように夕立ち・雷。しかもゲリラ豪雨という名前の通り、突然の激しい雨と落雷に襲われるから防ぎようがありません。
そんな雷の多い日本の夏。エコキュートのトラブルや故障も多発してます。
ここでは、落雷の後に起きやすいエコキュートの故障(トラブル)と対策をご紹介します。
エコキュートのパネルが表示されない
エコキュートのパネルとは、台所やお風呂についている操作パネルのこと。エコキュートの説明書では「台所リモコン」「浴室リモコン」といった名前で書かれてます。
落雷の後に、エコキュートの操作パネルが全く表示されなくなり(温度・時間・貯湯量など何も表示されない)どのボタンを押しても全く反応しなくなることがあります。
家の中のブレーカーを確認する
まずやることは、家の中のブレーカーを確認します。
最近のブレーカーは3種類のスイッチに分かれています。
- 全体のスイッチ(アンペアブレーカー)
- 漏電スイッチ(漏電ブレーカー)
- 各部屋や家電ごとの細かいスイッチ(安全ブレーカー)
全体のスイッチが落ちていれば家中が停電になるのでわかりやすいのですが、落雷では、部屋ごと家電ごとの細かいスイッチ(安全ブレーカー)だけが落ちていることがよくあります。
まずはブレーカーの状態を確認して、スイッチが落ちていたら上げて「ON」にしてみましょう。
タンク(室外機)のブレーカーを確認する
家の中のブレーカーが大丈夫なときは、外の状態です。
操作パネルが全く表示されないときは、外にあるエコキュートのタンク(貯湯タンクユニット)の漏電ブレーカーの状態を確かめてみてください。
- タンクの上部にある「漏電ブレーカー」のフタを外す(指でネジを緩めて外すことができます)
- 漏電ブレーカーを確認して「OFF」になっていたら「ON」にする(下になっていたら上に上げる)
これでエコキュートに通電されたので、操作パネルを確認してみてください。
操作パネルに「E30」と表示されている
操作パネルに「E30」というエラーコードだけ表示されている場合があります。
E30と表示されるときは、残念ながら自分たちでできることはありません。
- 操作パネルと外のタンク間の配線で何らかの不具合が生じている
- タンクやヒートポンプユニット(室外機)が壊れている
- タンクの基盤が壊れている
いくつか原因は考えられますが、どれもメーカー対応の確認・修理となります。
まずは速やかに工務店やメーカーのサポートに連絡をとり、状況を説明しましょう。