クロスバイク選びもいろいろと迷いますよね。
自分のお気に入りのブランドがあると、そのブランドから選ぶので絞れますが、特にブランドがなければ各社から似たようなスペック・デザインのクロスバイクがたくさん販売されています。
今回は、その中でもよく聞くのが「キャノンデールのQUICK4とトレックの7.4FXはどちらがいいか?」という内容。
Cannondale QUICK4(キャノンデール クイック4)はキャノンデールを代表するクロスバイクであり、TREK 7.4FX(トレック 7.4FX)もトレックを代表するクロスバイクです。
今回は、クイック4とトレック7.4FXの比較と、どちらをどのように選んだらよいかについてもご紹介しようと思います。
QUICK4と7.4FXの共通点
QUICK4と7.4FXはとても特徴が似ているクロスバイクです。
だからこそ「どちらがいいのか?」という質問も多いのですが。
まずは2台の共通点(特徴)をご紹介します。
運動性能が高い
運動性能が高くてハンドリングのコントロールがしやすいです。
ショックを吸収してとにかく振動を抑えるというのではなく、不快な振動を伝えずに走りのリズムを作りやすくするための振動がフォークから伝わってくるイメージ。
振動がまったくないわけではなく、適度な振動が乗ってる感を演出してくれるような。
わかりやすく言うと、スポーツカーに乗った時の心地よいエンジン音や心地よい振動が伝わってくる感じですね。
踏み込んだときの反応の良さ
ペダルを踏み込んだときの反応と加速力がいいので、メリハリのある乗り方にピッタリのクロスバイクです。
「街乗りでゆっくり」「ゆったりサイクリング」というよりも、キビキビとした走りが得意な自転車なので、素早いストップ&ゴーを繰り返すメッセンジャーや週末ロングライドを楽しむのに最適なクロスバイクと言えます。
2台とも完全に「スポーツ」としてのクロスバイクなので、限界性能はかなり高いところに設定されています。
街乗りだけではなく、スポーティーな攻めのある走りをしたい人には、どちらを選んでも決して後悔しない1台になると思います。
- 2台ともスポーツバイクとしての色が強い自転車
- スポーティーな攻めの走りをしたい人向け
- 街乗りも軽快にこなす
QUICK4と7.4FXの違い
性能も特徴もかなり似てる二台ですが、大きな違いは「ハンドルポジション」です。
QUICK4のハンドルポジション
キャノンデール「QUICK4」
QUICK4は、ハンドル部分のトップチューブが長くてハンドルが高い位置にあるので、ハンドルが体に近いポジションとなります。
また、ハンドル幅が広いので、他のスポーツタイプのクロスバイクに比べて少し上体が起きた楽なライディングポジションになります。
7.4FXのハンドルポジション
TREK「7.4FX」
対して7.4FXのハンドルポジションは低い位置にあるので、少し前傾姿勢が強くてよりロードバイクに近い姿勢になります。
ロードバイクのように完全に水平になるわけではないし、サドルの高さによってもポジションは変わりますが、より攻めの走りをしやすいポジションになると言えるでしょう。
- QUICK4は上体が少し起きてラクなポジション
- 7.4FXはロードバイクに近い前傾で攻めの走りができる
- 二台を比較するならQUICK4の方がややラクな姿勢になる
QUICK4と7.4FXの選び方
ここまでのまとめで、QUICK4と7.4FXの違いはライディングポジション(姿勢)の違いです。
クロスバイクに乗っている時の姿勢は、個人によって好みが分かれるところです。
クロスバイクに慣れてくると、サドルの高いライディングポジションが心地よくなり、サドルをどんどん上げてかなり前かがみのポジションをとる人が多いです。
僕自身は、サドルは適正の高さを保って乗るのが好みなので、クイック4のハンドルポジションに違和感はありませんでしたが、サドルを上げてハンドルの位置を下に置きたい人には窮屈に感じるかもしれません。
ですが、クロスバイク初心者の場合は、クイック4のハンドルポジションの方が自然に入れるかもしれません。前傾姿勢は慣れないと上半身が疲れますからね。
ざっくりと選び方を決めるなら
- クロスバイク初心者で最初の1台ならQUICK4
- 他のクロスバイクからの乗り替えなら7.4FX
という選択をおすすめします。
ただし、何度も言うようですが、乗ってみたときの感触やライディングポジションは完全に好みが分かれる部分なので、できれば2台を試乗してみて実際に乗ってみた印象で決めるのが一番です。
基本的な走行性能は似ているし、クロスバイクとしての特性も似ています。使用されてるコンポーネント、ギア比、タイヤも同レベル。タイヤサイズも一緒です。
あとは、試乗しても迷っているなら
- デザイン
- カラーリング
といった、ビジュアル(見た目)の好みで選ぶのが一番ですよ!